世の中の動きに合った資格

日本茶インストラクターの資格

日本茶業中央会の中に、日本茶インストラクター協会が立ち上がりました。日本茶の歴史や文化を伝承しながら、グローバルスタンダードを目指すということを目的としています。宮崎県などでは県支部が設立されて、日本茶の専門家が活躍している地方もあります。
日本茶インストラクターになるためには、毎年11月に行われる一次試験(択一試験)と2月に行われる二次試験(テイスティング・面接試験)に挑戦して、合格すればお茶の専門家として活躍することができるようになります。ちなみに、20歳以上の人であれば、だれでも受験をすることが可能です。試験の内容については、一次試験は10科目ほどあり、お茶の栽培や製造・流通や効能といったような、専門的な知識を問われます。その際、協会から出版されている教科書が3冊あって、その中から出題されることになっているようです。かなり専門的な知識が問われることになるので、通信教育と並行して学習するというような受験者も多くなっています。また、小テストとリポートがいくつかあって、それを協会へ提出すると丁寧な解説で返信されてきます。そのようなことから、より深く理解することができるのです。
グローバル化が進む中、お茶の資格を取得するということで、国内に限らず海外でのコミュニケーションツールとしてもとても役に立ちます。このほかに、「日本茶アドバイザー」という比較的取得しやすい資格もあるので、興味のある人は挑戦してみるのもよいでしょう。